ガクチカで一番多い就活生あるあるは、「この経験からあなたは何を学び、何を得て、最終的に何ができるようになったのか、どんな力を身につけたのか」が結びに明記されていないことです。
すなわち、あなたが「一連の経験からどのような力が身に着けられたのか」(=自己PRというべき力)結論として書かれていないことです。
経験については具体的に書かれていることが多いので、みなさんがこの経験から身に着けた能力が想像できないわけではないですが、みなさん自身が最後に結論としてそれを端的に述べた方が面接官に対して親切です。
自分のESを読み返してみて、ガクチカの最後が次のようになっている方は、この一連の経験からあなたが身に着けた能力(そしてそれは入社後あなたが企業に貢献できる力である必要があります)について、最終行で簡潔に述べてください。
「多くの人から感動したと褒められた」
「今まで一番良かったと言われた」
➡︎そうではなく、その経験から何を学び、どんな力を身に着けたのか?
ガクチカの最後にありがちな例②「感想系」
「世界には色々な文化があることを知りました」
「仲間との絆がさらに深まりました」
➡︎その学びを活かし、結局何ができるようになって、企業でどう活かせるのか?
ガクチカの最後にありがちな例③「決意系」
「次回の大会でも1位を取りたい」
「仲間とさらに協力していきたい」
➡︎その力は企業で結局どう活かせるのか、面接官に再現性をイメージさせてほしいです。
他の記事にも書きましたが、まずは、以下の構成にしたがって、【1,000以上】で書き、それを読み返して、不要だと思うところをどんどん削る作業をして【400字】におさめてみましょう!
そうすることで、無駄がなくなり、シンプルで要点のまとまった密度の高い文章になります。
「①ガクチカの全体像がわかる一文を冒頭で端的に述べる(何をどのように頑張ってどうなったのか)」
「②目標は何であったのか、それに対して現状はどうであったのか」
「③目標と現状の乖離(=問題)は何だったのか」
「④その問題が発生する原因は何であると分析したのか」
「⑤問題を解決するためにどのような策・取り組みを行ったのか」
「⑥結果はどうなり、目標はどの程度達成できたのか」
「⑦一連の経験でどんな能力を身に着けられたのか」(→「それは貴社のどんな事業のどんな仕事においてどのように貢献できる力なのか」という志望動機への伏線)
という流れに沿って記述できると論理的かつ具体的になり、面接官も読んでいてあなたの頑張りが映像としてイメージしやすくなります。
①~⑦に綺麗に対応するように書く必要はありませんが、大まかにこの流れを守って記述してみてください。
字数は足りなくなると思うので、いかに他の不要な部分を削れないか考えながら何度も推敲することが必要です。
以上 結論の重要性をまとめてみました。
<しばもんプロフィール>
東京在住。就活時は大企業から内定多数獲得。
指導学生の内定実績:講談社・電通・JR西・UFJ・外務省・ソニー・コマツ他
<ツイッターで就活の情報つぶやき中>
https://twitter.com/es_shibamon
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