こんにちは、しばもん です。
就活の面接が本格的になってくると、個人面接の他にも集団面接に遭遇することが増えてきます。
しばもん宛に届くメールで「普通の面接と集団面接とで同じ対策で良いのか。それとも、それぞれで対策を立てるべきか。」という質問を多くいただきます。
結論から言いますと「それぞれで対策を立てなくて大丈夫です。」
ただ、その理由、背景ををしっかり理解している人と、理解していない人では「対策の質」の差が大きいです。
この記事では、個人面接と集団面接で、面接官が着眼している箇所の違いを言及し、就活のメカニズム(大枠)をわかりやすく説明しています。
この記事を読むメリット
・面接官視点で個人面接と集団面接の着眼点の違いがわかる。
・就活における絶対評価と相対評価についてがわかる。
・就活の準備をこれから始める人は、就活のメカニズムを知っておくと対策を間違えない。
こういう人に読んでほしい
・個人面接と集団面接で、それぞれ対策する必要があるかどうか迷っている人。
・これから就活の準備をしようと考えている人。
面接の種類
SPIテスト、そしてESを通過すると
2種類の面接に出くわすことになります。
それが、「個人面接」と「集団面接」です。
◇個人面接
部屋またはブース数:1つ
就活生:あなた1人
面接官:1人またはそれ以上
◇集団面接
部屋またはブース数:1つ
就活生:あなたを含め2人以上
面接官:1人またはそれ以上
個人面接と集団面接とでは、面接官が注目している(評価する)視点が大きく異なります!
個人面接 ~絶対評価~
個人面接は、就活生(あなた)が1人なのでどちらかというと“絶対評価”での審査がされています。
就活における“絶対評価”とは、「あなたという1人の人間についての評価をする。」ということです。
例えば、ここに1つのイチゴがあるとして、貴方はこのイチゴを食べるか、食べないかをどのように判断しますか?

といったところでしょうか。
「美味しそうなイチゴ」として申し分なさそうですね。
1つのイチゴ(あなただけ)について評価する。これが絶対評価です。
集団面接 ~相対評価~
では先ほどのイチゴを、沢山のイチゴの中に並べてみましょう。
いかがでしょうか

正直、「どれも美味しそう」と感じますよね。
逆を言うと、「どれも美味しそうで、区別ができない。どれを食べても味は一緒かな。」ということになります。
これが人事界でよく議論になる。
「みんな同じに見える」問題です。
では、もし、イチゴが話すことができ、
あなたに自分を食べてもらおうと、次のように自己アピールをしたら、どのイチゴが食べたいですか?
赤いイチゴ1「私は、みんなが大好きな果物の一つで甘酸っぱく。ショートケーキの上に置かれることで、味だけでなく見た目まで演出することができます。」
赤いイチゴ2「私は、甘みと酸味が特に優れており、砂糖たっぷりで煮込んだジャムにすると絶品です。」
赤いイチゴ3「私は、甘みと酸味が優れており、キルフェボンのケーキに使われるなど高級ケーキ屋で主に扱われます。」
赤いイチゴ4「私は、ビニールハウス育ちです。ですので、他のイチゴより赤みが強く。味も美味しいですよ。」
赤いイチゴ5「私は、苗の時から1週間に1回しか水を与えらず、1つの苗に1つだけしか実になることを許されないという特殊な環境下で育てられました。そのため糖度はハチミツと同程度で、一つ1万円で取引されることもあります。」
いかがでしょうか。
おそらく、赤いイチゴ3、5あたりを選んだ人が多いのではないでしょうか。
他の人と比較して、具体的な情報が多く「食べたら絶対美味しそう!」という気にさせられますよね。
この他者と比較されることが集団面接においての相対評価です。
では、先ほどのイチゴの例をもとに、話を「集団面接」に戻しますと、集団面接では「ある同じ質問をした際、その返答の差を見ている。」ということを理解しているかどうかが重要です。
ただ、これは「横の人の意見に合わせて、もっと良いことを言う必要がある」と言いたいわけではありません。
面接官の質問に対し、あらかじめ準備しておいたものを言うことが望ましいです。
なぜかと言いますと、とっさに思いついたものが、あなたが一生懸命書いたES(ガクチカ、自己PR、志望動機など)と噛み合わない内容になる可能性が大きいからです。
あなたの前に発言した人の回答がたとえ、とても優れていても動じてはいけません。もし、前の人の回答が良いなと感じたら、それはあなたの準備不足が原因です。
あなたの中でこれ以上の回答はないという、「あなたのベストの回答」を準備しておけば他の人の意見に惑わされずに、堂々と身構えていられます。
もちろん。一方で、あなたの前の人の回答が少しおかしいと感じても同様。それに流されてはいけませんよ。
【SPIテスト~最終面接】までの企業側の思惑
さて、なぜ絶対評価、相対評価の説明をしたかと言いますと、実はあなたは、企業側によって「絶対評価」と「相対評価」の繰り返しによってふるいにかけられているのです。

どうでしょうか。
これを知っておくのと、知らないのでは対策の質が大きく変わってきます。
あなたのガクチカ、自己PR、志望動機は絶対評価で見られても、相対評価で見られても評価してもらえる内容になっていますか?
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コメント
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